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初診日から1年半前に呼吸筋障害(神経筋疾患)でNPPV導入したときの障害認定日は?Q:ALS(筋萎縮性側索硬化症)で非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)を、初診日から8ヶ月後から始めました。障害年金請求は初診日から1年半待たなければなりませんか? A:初診日から1年半前に非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)を始めた時点が、障害年金の権利発生時と認められる可能性が相当あります。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)、筋ジストロフィー、重症筋無力症、多発性硬化症、多発性筋炎や脳や脊髄障害による呼吸筋麻痺は、気道や肺には障害がなく、換気する筋力が低下します。この場合、酸素吸入は厳禁で、機械の補助による換気が必要です。この療法の一つで広く行われているのが、気管切開しないで鼻マスクによる人工呼吸である非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)です。これは、非侵襲的換気療法(NIV)とも言われます。 これを初診日から1年半経過日より前に行った場合には、これも在宅酸素療法の一つとみなして、NPPV導入日を障害認定日とするという裁決(不服申立に対する決定)が、2012.6.29に出ました。 請求者の方の了解の上で、裁決文を公開します。↓ |
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